リゾート経営の老舗。藤田観光株式会社

運営会社

藤田観光株式会社の基本情報

藤田観光は、ホテルや旅館、飲食店などを経営している会社です。

本社は、東京都文京区の関口にあります。設立されたのは、今から80年近く前の1955年11月7日になります。藤田観光の前身となった藤田伝三郎商社が創業したのは、1869年のことです。

その後、1945年に藤田鉱業株式会社が設立、この藤田鉱業株式会社が行っていた事業の中から、観光部門が分離し独立したのが、設立したきっかけとなりました。

設立した以降も、ホテル、旅館経営に更なる力を入れ、いくつもの宿泊施設を開業してきます。

1959年に、太閤園と箱根ホテル小涌園を開業、1961年にも、京都国際ホテルを開業、1964年には島原観光ホテル小涌園を開業させます。

1965年には、日本初となる会員制ホテルFGMを発表するなど、日本の観光、ホテル業界の礎を築いた企業として、日本経済に大きな影響を与え続けています。

その影響は、現在でも続いていて、新型コロナウイルスによって、大きなダメージを受けた日本のホテル業界において、リーダーシップを取りながら、状況を改善させようと様々な取り組みをしています。

藤田観光株式会社の事業展開

藤田観光は、日本国内ではトップクラスのホテル経営企業です。

最近では、国外にも力を入れていて、アジアにも藤田系列の宿泊施設を次々とオープンしています。海外でも藤田観光の名前を耳にする機会が増えているということもあり、ブランド力は高まりを見せています。

また、仕事での利用者を想定したワシントンホテル、観光客向けのホテルグレイスリー、25歳から40歳の方を対象としたHOTEL TAVINOSなどの宿泊に特化したホテルなどニーズに合わせたホテル経営を行っています。

他にもリゾートエリアにおいて、旅行を特別なものにしてくれる箱根小涌園天悠など、藤田観光ブランドの名を高める様々なホテルが、日本、アジアに沢山あります。

最近では、レストランやレジャー施設の経営も行うなど、今なお意欲的な経営をおこなっています。

藤田観光株式会社の魅力

藤田観光は、時代のニーズをいち早く察知し、魅力的なサービスを提供し続けています。

老舗と言われている旅館やホテルは少なくありません。しかし、その中でも藤田観光は、群を抜いて高いリーダーシップを取っています。

そもそも、藤田観光が設立されたのは、第二次世界大戦で、傷を負ってしまった人の心と身体を癒すためでした。

戦前までは、一部の人しか立ち入ることが出来なかった別荘などを、多くの方が利用できるようにと解放したのが、設立のきっかけでした。このマインドが、今も受け継がれている藤田観光には、他のホテルや観光会社にはない、ホスピタリティーが溢れているのです。

ホテルの利用者は、心と身体を癒しに訪れる方が大半です。

そういった方に対して、さりげない気配りや思いやりを持った接客をすることによって、企業価値が高まっています。

最近では、外国の方の利用も多いのですが、そういったニーズにもいち早く対応していたために、国外でも人気があるようです。